株式会社 Survey Solution
BLOG

ブログ

課題解決

リノベーション前の3D計測ガイド|現況把握で設計の手戻りゼロ

リノベーション前の3D計測イメージ - 既存建物の点群データ化

リノベーション前に3D計測をすれば、設計の手戻りはほぼゼロになります。既存建物は図面通りに建っていないのが普通です。経年変化による歪み、増改築の履歴、図面の紛失——こうした不確実要素を、3Dレーザースキャンなら±2〜3mmの精度で一気に「見える化」できます。住宅1棟なら15万円〜・半日の現場作業で完了。リノベ設計者・施主・施工者の認識がそろい、追加工事や設計変更のリスクが激減します。

なぜリノベ前の3D計測が必要なのか

「リノベ設計を進めているけれど、現況と図面が合わない」——これは、既存建物の改修現場でほぼ必ず発生する問題です。原因は主に3つあります。

図面が残っていない

築30年以上の建物では、竣工図そのものが失われているケースが珍しくありません。確認申請図しか残っておらず、実際の寸法が不明な建物も多いです。

図面と実物が食い違う

施工段階での変更、入居後の増改築、補修工事などで、図面と実際の建物の形状が合わないケース。特に内装・配管・建具周りで発生しがちです。

経年変化で歪みが出ている

地盤沈下、木造建物の反り、鉄筋コンクリートのひび割れなど、長年の経年変化で数センチレベルの歪みが発生していることも。設計段階で把握できないと、施工時に大きな手戻りになります。

これらの問題をまとめて解決するのが、リノベ前の3D計測です。レーザースキャナを使えば、既存建物の現況を1日でミリ単位のデータに変換でき、設計段階から正確な情報を基に検討できます。

リノベで3D計測を使う5つのメリット

1

設計の手戻りがほぼゼロになる

現況データが正確なので、設計段階で「実物と合わない」問題が起きません。基本設計→実施設計→施工の各段階で発生する手戻り工数を大幅に減らせます。

2

施主への説明が圧倒的にわかりやすい

点群データから3Dモデルを作成すれば、施主と一緒に3Dビューで改修イメージを確認できます。「完成形がイメージできない」という施主の不安を一気に解消できます。

3

追加工事のリスクを事前に把握できる

壁の内部・天井裏・床下など、普段見えない部分の状態を点群データで可視化。予期しない補修工事の発生を減らせます。

4

1日で計測完了・業務への影響が最小

住宅1棟なら半日〜1日で現場スキャンが終わります。非接触・無粉塵なので、営業中の店舗やオフィスでも業務を止めずに計測できます。

5

図面・BIMモデルの納品で次工程がスムーズ

平面図・断面図・立面図のCADデータはもちろん、BIMモデルまで作成できます。Revit・ArchiCADにそのまま読み込めるので、設計フローを止めません。

リノベ計画の現況調査でお悩みですか?まずは無料見積もりから始められます。

無料見積もりを依頼する

用途別の料金目安

リノベ向け3D計測の料金は、建物の規模と納品物の種類で決まります。代表的なケースの費用目安を整理しました。

対象料金目安(税別)納品物
住宅リノベ(30〜80㎡)15万〜30万円平面図・断面図・立面図のCADデータ
店舗・オフィスリノベ(100〜300㎡)30万〜60万円図面一式+点群データ納品
ビル・マンション全体リノベ80万円〜階層別現況図+BIMモデル
古民家・文化財リノベ30万円〜現況図+点群データ+修復計画資料

BIMモデル作成を追加する場合は、上記金額+30〜50万円が目安です。設計・施工・竣工まで一気通貫で使えるので、トータルコストを抑えられます。詳しくは3D測量の費用相場の記事もあわせてご覧ください。

計測から納品までの流れ

STEP 1

ヒアリング・現地下見

建物の規模、計測範囲、納品物のご要望をお伺いします。必要に応じて現地を下見し、正確な見積もりを作成します。

STEP 2

現場スキャン(半日〜1日)

地上レーザースキャナを使い、建物全体を3Dデータ化します。住宅1棟なら半日〜1日で完了。非接触・無粉塵で、入居者がいる状態でも対応できます。

STEP 3

データ処理・点群作成(3〜5日)

複数のスキャンデータを合成し、ノイズ除去・座標変換を経てクリーンな点群データに仕上げます。

STEP 4

CAD図面・BIMモデル作成(5〜10日)

点群データから平面図・断面図・立面図のCADデータ、必要に応じてBIMモデルを作成します。

STEP 5

納品・アフターサポート

納品後も追加の断面図作成やデータ形式変換などにご対応します。設計中に発生する疑問にも無料でお答えします。

失敗しない5つのチェックポイント

納品物の形式を事前にすり合わせる

設計者がRevit派かArchiCAD派か、CADデータはDXFかDWGか。こうした細部は先に決めておくと、納品後の手戻りがありません。

どこまで計測するか範囲を決める

敷地全体か、建物だけか、内部のみか。範囲が広がるほど費用も上がるので、必要最小限を事前に整理しましょう。

家具・什器の扱いを確認する

家具を動かすか、そのままスキャンするか。重要な寸法が必要な箇所は、計測当日までに片付けておくのが理想です。

天井裏・床下の調査を含めるか決める

配管・ダクトのルートを把握したいなら、点検口からの部分スキャンも検討しましょう。配管改修の手戻りを防げます。

スケジュール余裕を確保する

現場スキャンから納品まで1〜2週間が目安です。設計締切から逆算して、余裕を持って依頼するのが成功の秘訣です。

よくある質問

Q. リノベーション前の3D計測はなぜ必要ですか?

既存建物は図面通りに建っていないことが多く、経年変化や増改築で形状が変わっているためです。3D計測なら±2〜3mmの精度で現況を把握でき、設計段階での手戻りをほぼゼロにできます。

Q. リノベーション向け3D計測の料金はいくらですか?

住宅リノベは15〜30万円、店舗・オフィスのリノベは30〜60万円、ビル・マンション全体のリノベは80万円〜が目安です。平面図・断面図・立面図のCADデータまで含めた金額です。

Q. 計測にはどのくらいの時間がかかりますか?

住宅1棟なら現場スキャンは半日〜1日で完了します。データ処理と図面作成を含めた納品までの期間は、住宅なら1〜2週間、中規模ビルで2〜4週間が目安です。

Q. 家具がある状態でも計測できますか?

対応可能です。家具があっても壁・床・天井の形状は計測できます。重要な寸法が必要な箇所は事前に片付けていただくと、より精度の高いデータが取れます。

Q. BIMモデルまで作ってもらえますか?

はい、対応しています。点群データからRevit・ArchiCAD形式のBIMモデルを作成できます。費用は通常の現況図面作成+30〜50万円が目安です。

リノベーション前の3D計測はお気軽にご相談を

対象建物の規模・所在地をお伝えいただければ、1〜2営業日で概算見積もりをお出しします。