株式会社 Survey Solution
POINT CLOUD

点群データ作成・処理

点群データ処理のイメージ

点群データとは、3Dスキャンで取得した数百万〜数億の三次元座標(X・Y・Z)の集合です。

3Dレーザースキャナで取得した生データは、そのままではノイズや不要な情報を含んでいます。 弊社では、データの合成・ノイズ除去・座標変換といった処理工程を経て、CAD図面やBIMモデルの基礎となるクリーンな点群データを作成します。 成果物は、LAS/E57等の点群フォーマット、DXF/DWGのCAD図面、PDF報告書など、貴社の用途に合わせた形式で納品します。

点群データ処理の流れ

01

データ取得

地上レーザースキャナで現場の3Dデータを取得します。複数のスキャン位置から取得したデータを統合するための基準点も設置します。

02

レジストレーション(合成)

複数のスキャンデータの座標を一致させ、1つの統合データに合成します。ターゲットや既知点、重複形状を用いて位置合わせし、残差と検証点から案件ごとの精度を確認します。

03

ノイズ除去・フィルタリング

不要な点(通行人・車両・植栽等の一時的な障害物)を除去し、対象物のみのクリーンなデータに仕上げます。

04

座標変換・間引き処理

必要に応じて測地座標系への変換や、データ量の最適化(間引き処理)を行います。後工程のソフトウェアに適したデータ密度に調整します。

05

成果物作成・納品

ご要望に応じて、点群データ(LAS/E57)、CAD図面(DXF/DWG)、断面図・平面図・立面図、3Dモデルなどの成果物を作成・納品します。

点群データから納品可能な成果物

形式ファイル拡張子用途・特長
点群データLAS / E57 / PTS / XYZ3D座標+色情報を含む生データ。各種ビューワーで閲覧可能
CAD図面DXF / DWG平面図・断面図・立面図のCADデータ。AutoCAD等で編集可能
3DモデルOBJ / FBX / IFCメッシュモデルやBIMモデル。Revit等のBIMソフトで活用可能
オルソ画像TIFF / JPEG真上から見た正射投影画像。GIS・図面作成の下地として活用
PDF報告書PDF断面図・寸法情報・写真を含む報告書。非専門家にも共有可能

3D測量データ処理の強み

取得から加工まで一貫対応

現場での3Dスキャンからデータ処理・図面作成まで、すべて自社で完結します。外注による品質低下やコスト増のリスクがありません。

用途に応じた最適な納品

「BIMソフトで使いたい」「施主への報告書が必要」など、貴社の用途に合わせたフォーマットと精度で納品します。

追加加工にも柔軟に対応

納品後に「別の位置の断面図が必要になった」等の追加要望にも対応可能です。元データを保管しているため、再スキャン不要で対応できます。

レジストレーション・ノイズ除去・納品形式の判断基準

点群の見た目がきれいでも、座標がずれていたり必要部材を削除していれば成果として使えません。位置合わせの残差、除去ルール、間引き条件、座標系、単位、ファイル形式を処理記録として残します。

ノイズを含む点群から外れ値を識別しクリーンな点群へ処理する3段階
生点群、外れ値確認、クリーンアップ後の点群という3段階の処理(概念図)

生データから利用可能な点群へ整える3段階

最初に各スキャンを統合し、次に外れ値や一時物を分類し、最後に用途別の密度と範囲へ書き出します。自動フィルタは補助として使い、対象物まで消していないか断面と画像で確認します。

ターゲット法とターゲットレス法を使い分ける

ターゲット法は既知点や標識で結合精度を検証しやすく、長い通路や繰返し形状に向きます。ターゲットレス法は重複形状で効率よく統合できますが、十分な重複と特徴形状が必要です。案件によって併用します。

残差は平均値だけで判断しない

全体の平均残差が小さくても、一部区間にねじれや累積誤差が残ることがあります。結合ごとの残差、閉合、独立した検証点、断面の二重化を確認します。

ノイズ除去は対象物の定義から始める

通行人や車両でも、交通動線の記録が目的なら削除対象ではありません。植生、反射ノイズ、浮遊点、仮設物を自動で一括削除せず、成果目的と範囲に応じてレイヤー分けまたは除去します。

形式とファイルサイズを利用環境に合わせる

交換性を重視するならE57/LAS、Autodesk環境ならRCP/RCS、軽量閲覧なら範囲分割やWebビューを検討します。点数だけでなく色情報、強度、法線、座標桁、圧縮方式が容量を左右します。

ファイルサイズの目安は対象範囲・密度・属性で大きく変わります。納品先PCのメモリ、ソフトウェア、ネットワークを確認し、原本と軽量版を分ける方法をご提案します。

計測手法・点群データ処理に関する記述の監修

齋藤 大輔(土地家屋調査士/株式会社SurveySolution 代表取締役)

点群データ作成・処理に関するよくある質問

Q.他社や自社で取得した点群も処理できますか?

A.可能です。まずサンプルで形式、座標系、単位、点密度、色情報、欠測、結合状態を確認します。元データやスキャン位置情報がない場合は、可能な処理と精度検証の範囲を明示します。

Q.レジストレーション精度はどのように確認しますか?

A.ターゲット・既知点・重複形状の残差、独立検証点、閉合、断面での二重化を確認します。単一の平均値だけでなく、局所的なずれと累積誤差も報告します。

Q.不要な人や車をすべて削除できますか?

A.多くは除去または別レイヤー化できますが、対象物を隠していた部分の形状は復元できません。別設置点のデータで補えるか確認し、補えない箇所は欠測として残します。

Q.どの点群形式を選べばよいですか?

A.利用ソフトと目的で決めます。交換用にはE57/LAS、Autodesk製品ではRCP/RCS、単純な座標列にはPTS/XYZが候補です。座標系・単位・色情報・強度属性の必要性も確認します。

Q.大容量で開けない場合はどうしますか?

A.原本を保存したうえで、エリア分割、密度の段階化、不要属性の除外、軽量形式への変換を行います。断面作成用と閲覧用など、用途別に複数版を納品できます。

点群データ処理のご相談はお気軽に

「既存の点群データを図面化したい」「どの形式で納品すればいいか分からない」など、データ処理に関するご相談を承ります。 貴社の用途をお伺いし、最適な成果物をご提案いたします。