
増改築を繰り返した建物で『現況』を定義する
現況図の精度を高める第一歩は、作図範囲を明確にすることです。仕上げ面、躯体面、設備を含むか、閉鎖空間をどう表現するかを決めずに計測すると、点群が精細でも設計に使えない図面になります。
図面の基準面を決める
壁の仕上げ面か躯体面か、柱型や巾木をどこまで表現するか、図面縮尺と必要寸法を打合せます。BIM化する場合は、モデル要素とLODも同時に決めます。
不可視部は推定と実測を分ける
天井裏や床下を点検口から追加計測できる場合でも、すべてが見えるとは限りません。未計測、既存図参照、目視確認、推定を図面上で区別し、確定情報と混同しないようにします。
確認申請・既存不適格調査の役割を分ける
3D計測は現況形状の資料を提供しますが、法適合性の判断は建築士や特定行政庁の領域です。必要な部位・寸法・変位を専門家と相談し、判断に使える基礎資料として整えます。
公的資料・参考資料
