株式会社 Survey Solution
FOR HERITAGE

文化財・遺跡の3D記録

3Dスキャン技術で文化財・遺跡を高精度なデジタル記録として次世代へ引き継ぎます。

歴史的建造物や遺跡は、自然災害や経年劣化によって失われるリスクを常に抱えています。3Dスキャンによるデジタルアーカイブは、文化財の現状を精密に記録し、将来の修復計画や学術研究の基礎資料として活用できます。 地上レーザースキャナを活用し、建造物の外観から細部の彫刻まで、あらゆるスケールの記録に対応いたします。

文化財・遺跡保存でこんな課題はありませんか?

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老朽化が進む文化財の正確な記録が必要

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修復計画の基礎資料となる精密データが欲しい

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従来の写真記録では立体的な形状を把握できない

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文化財のデジタル公開・教育活用を進めたい

文化財保存のための3Dスキャンによる解決策

建造物の高精度デジタルアーカイブ

地上レーザースキャナと写真測量を組み合わせ、歴史的建造物の外観・内部構造を高精度な3Dデータとして記録します。経年劣化の進行状況も数値化し、保存計画の策定に必要な基礎資料を提供いたします。

導入効果:目的・対象材・距離に合わせて精度と計測密度を設計

修復計画の3Dシミュレーション

取得した3Dデータを基に、修復範囲や施工手順の検討に使う断面・メッシュ・モデルを作成します。関係者間の現況共有や、所有者・行政担当者との事前相談に使う基礎資料として活用できます。

導入効果:修復前の形状と検討条件を同じデータで共有

VR/AR活用による教育・観光コンテンツ作成

3Dスキャンデータを活用し、VRでの仮想見学やARでの復元表示など、文化財の教育・観光コンテンツを作成します。立ち入り制限のある文化財も、デジタル空間で自由に鑑賞できる環境を実現します。

導入効果:デジタル技術で文化財の教育・観光活用を促進

文化財3D記録の法的整理と京都での計測計画

文化財の3D記録は、非接触であっても所有者の同意、指定区分、三脚やターゲットの設置、照明・レーザー照射、公開範囲、長期保存を個別に確認します。『触れないから許可不要』『クラス1だから文化財に必ず無害』とは断定しません。

文化財3D計測における所有者合意、行政相談、計測計画、保存の流れ
文化財の指定区分と具体的な行為を確認してから計測へ進む4段階のフロー(概念図)

現状変更・保存への影響を事前に確認する

文化財保護法43条は重要文化財の現状変更や保存に影響を及ぼす行為を、125条は史跡名勝天然記念物の現状変更等を規定しています。非接触計測が直ちに許可対象になるとは限りませんが、具体的な設置方法や対象材によって扱いが変わるため、所有者・管理団体と行政担当窓口へ事前相談します。

文化財の指定区分と管理者を確認する

国・都道府県・市町村の指定、重要文化財、史跡等で相談先と手続が異なります。所有者・管理団体の同意を得たうえで、所管の教育委員会や文化財担当部局に具体的な作業内容を伝えます。

三脚・ターゲット・養生まで説明する

計測機器を置く位置、床荷重、接触する可能性、ターゲット固定方法、電源・照明、立入動線、作業人数を図面化します。史跡内で杭や標識を設置する場合は、現状変更に当たらないか個別に確認します。

保存形式と公開範囲を先に決める

オリジナル点群、処理済み点群、メッシュ、図面、写真、座標情報、メタデータを分け、長期保存用と公開用を作ります。防犯上公開できない内部情報や位置情報も権限管理します。

法令の適用や許可要否を当社だけで判断するものではありません。所有者・管理団体と行政担当部局の指示に従い、当社は計測方法と成果物仕様を具体化します。

複数の設置点から伝統的な社寺建築を3D計測する概念図
建物を囲む複数の設置点から死角を補い、参拝動線と計測範囲を分ける考え方(概念図)

京都の社寺・庭園を止めずに計測する

京都の社寺建築では、参拝者動線、法要や行事、狭い境内、杮葺(こけら葺き)・檜皮葺など複雑な屋根、植栽による遮蔽を考慮します。一度に全域を占有せず、計測区画と時間帯を分けて運用します。

参拝者・僧侶・管理車両の動線を優先する

開門前、拝観休止日、法要のない時間帯などから計測枠を決めます。三脚周囲を養生し、来訪者の写り込みと点群ノイズを減らしながら、建物利用を妨げない区画単位で進めます。

複雑な屋根は目的に応じて密度を変える

杮葺や檜皮葺の面形状を記録するのか、軒反りや棟の線形を図化するのかで必要密度が異なります。地上から見えない上面は、許可された別手法との組合せや未計測表示を検討します。

彩色・金箔面への照射を個別評価する

使用機器がクラス1レーザーでも、対象材、劣化状態、照射距離、滞留時間を管理者・保存修復の専門家と確認します。根拠なく『完全に安全』とせず、必要に応じてテストと非照射範囲を設定します。

文化財3Dデジタルアーカイブの料金目安

作業内容料金目安(税別)
寺社仏閣の外観記録30万円〜
建造物の内外部3D記録50万円〜
遺跡・出土品の3D記録20万円〜

※ 対象物の規模・条件により変動します。正確な費用は無料見積もりにてお伝えいたします。

計測手法・点群データ処理に関する記述の監修

齋藤 大輔(土地家屋調査士/株式会社SurveySolution 代表取締役)

文化財の3D記録に関するよくある質問

Q.非接触なら文化財への影響はありませんか?

A.接触を避けられる利点はありますが、影響が一切ないとは断定しません。対象材、劣化状態、レーザーのクラス・波長、照射条件、三脚設置を所有者・管理団体と確認し、必要に応じて専門家の助言や試験計測を行います。

Q.現状変更の許可は必要ですか?

A.文化財の指定区分と具体的な行為によって異なります。非接触計測でも三脚、ターゲット、照明、立入範囲、史跡内での設置方法を整理し、所管の教育委員会や文化財担当部局へ事前相談します。

Q.拝観中の社寺でも計測できますか?

A.可能な場合があります。参拝者動線と計測区画を分け、開門前や拝観の少ない時間帯に進めます。行事・法要・管理車両を優先し、管理者が承認した範囲と時間に従います。

Q.屋外の遺跡や庭園にも対応できますか?

A.はい。植生、風雨、直射日光、地表の含水、立入可能範囲を確認し、設置点と計測時期を調整します。樹木や仮設物で見えない部分は欠測として記録します。

Q.長期保存にはどの形式がよいですか?

A.E57・LAS等の点群、OBJ等のメッシュ、TIFF等の画像、PDF/AやDXF等の図面を用途別に用意し、座標系・機器・計測日・処理履歴のメタデータを添えます。保存期間と将来の閲覧環境に応じて複数形式を併用します。

文化財の3D記録はお気軽にご相談ください

文化財・遺跡の3D記録について、無料でご相談を承ります。対象物の規模・条件をお伺いし、最適な記録方法と概算費用をご提案いたします。