
樹木の枝ぶり図作成
3Dスキャンで複雑な樹形を正確に記録・図面化
樹木の枝ぶり図は、建築計画における日影検討・越境確認、造園設計、樹木の保存記録に必要不可欠な図面です。3Dレーザースキャナで樹木全体を360度からスキャンし、幹の径・枝の広がり・樹高を精度±3mm以内で計測します。高所の枝も足場や高所作業車なしで正確にデータ化でき、平面図・立面図に枝ぶりを精密に描画した図面を作成します。
こんな課題はありませんか?
高所の枝は手作業での計測が困難で、高所作業車やロープアクセスが必要になる
複雑に分岐した枝の形状を手計測で正確に記録するのは極めて時間がかかる
隣地への越境状況を正確に数値化して近隣交渉の資料にしたい
建築計画で日影検討に使用するため、樹冠の正確な形状データが必要
3D測量による解決方法
3Dレーザースキャナを樹木の周囲4〜8方向に設置し、幹・枝・樹冠を含む樹木全体の点群データを取得します。スキャナは毎秒最大200万点の計測速度で、葉の隙間から枝の構造まで高密度にデータ化します。取得した点群データから幹の位置と径、主要な枝の方向と長さ、樹冠の外形を読み取り、平面図・立面図上に枝ぶりを正確に描画します。越境確認が必要な場合は、敷地境界線との距離も数値化して図面に反映します。
測量の流れ
事前調査
対象樹木の本数・樹高・周辺状況を確認し、スキャナの設置位置と必要なスキャン回数を計画します。必要な図面の種類と縮尺を事前に打ち合わせます。
現地スキャン
3Dレーザースキャナを樹木周囲の複数方向に設置し、幹から樹冠までの全体を高密度にスキャンします。死角をなくすため、1本あたり4〜8回のスキャンを実施します。
データ処理
複数スキャンデータを高精度に合成し、枝の構造を点群データから読み取ります。CAD上で平面図・立面図に枝ぶりを描画し、寸法情報を付加します。
納品
枝ぶり平面図・立面図・樹高や枝張りの寸法データ・点群データを納品。越境確認が必要な場合は境界線からの距離情報も記載します。
3D測量を活用するメリット
高所作業が不要
地上からのレーザースキャンで樹高20m以上の大木でも枝先まで計測可能です。高所作業車やロープアクセスが不要なため、安全性の確保とコスト削減を両立できます。
高精度な枝ぶり記録
精度±3mmの点群データに基づいて枝ぶりを図面化するため、手計測と比較して飛躍的に正確な記録が可能です。幹径・枝張り・樹高の寸法も高精度に計測します。
越境の定量的把握
敷地境界線からの越境距離を数値化して図面に反映するため、近隣との交渉や建築計画の検討に客観的なデータとして活用できます。剪定計画の立案にも有用です。
主な納品物
点群データ(LAS/E57形式)
枝ぶり平面図
枝ぶり立面図
樹高・枝張り・幹径寸法データ
越境距離記載図面(必要な場合)
よくある質問
Q.樹木の枝ぶり図を3Dスキャンで作成する場合、葉が茂っていても計測できますか?
A.はい、計測可能です。ただし落葉樹の場合、葉が落ちた冬季にスキャンすると枝の構造がより鮮明に記録できます。常緑樹の場合は樹冠の外形を中心に計測し、主要な枝の構造を記録します。
Q.枝ぶり図の作成にはどのくらいの期間がかかりますか?
A.対応可能です。樹木1本あたり現地スキャン30分〜1時間、データ処理・図面作成に2〜3日が目安です。複数本をまとめてご依頼いただくと、1本あたりの費用と期間を抑えられます。
Q.樹木の3Dスキャンデータから越境状況を確認できますか?
A.はい、確認できます。敷地境界線とスキャンデータを同一座標上に配置することで、越境している枝の位置・距離・高さを数値化できます。近隣交渉の客観的資料としてご活用いただけます。