株式会社 Survey Solution
USE CASE

建物の傾き調査

建築・建物地上レーザースキャン測量

外壁面の鉛直度から建物全体の傾斜を定量的に把握

建物の傾きは不同沈下や地盤変状の重要なサインであり、建物の安全性評価に不可欠な調査です。3Dレーザースキャナで建物の外壁四面をスキャンし、各面の鉛直度をmm単位で計測します。基礎レベルの高低差も同時に計測することで、不同沈下の有無と傾斜方向を定量的に把握し、補修工事の要否判断や経年変化のモニタリングに活用できる客観的なデータを提供します。

こんな課題はありませんか?

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建物の傾きが目視では判断しにくく、定量的な数値データが必要

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建物全体の傾斜分布を把握するには、外壁面全体の鉛直度を計測する必要がある

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従来の下げ振り計測やトランシット測量では、建物全面の傾きを把握するのに時間がかかる

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不同沈下の有無を判断するために、基礎レベルの高低差データも必要

3D測量による解決方法

3Dレーザースキャナで建物の外壁面を四方向からスキャンし、各面の鉛直度を面的に算出します。外壁面全体を数千万点の高密度データで計測するため、局所的な変状も見逃しません。同時に基礎レベル(建物基礎の上端高さ)を建物周囲で計測し、不同沈下の有無と沈下量を数値化します。鉛直度の偏差を色分けしたヒートマップで可視化し、傾斜方向と傾斜量を図面上に明示した報告書を作成します。

測量の流れ

1

事前調査

建物の規模・階数・構造種別を確認し、スキャン計画を策定します。傾きの許容基準や調査目的(不同沈下調査・定期点検等)を確認します。

2

現地スキャン

3Dレーザースキャナを建物の四方に設置し、各外壁面の全面をスキャンします。基礎レベルも建物周囲に沿って計測し、高低差データを取得します。

3

データ処理

各外壁面の鉛直度を面的に算出し、ヒートマップで可視化します。基礎レベルの高低差から不同沈下量を計算し、傾斜方向と量を数値化します。

4

納品

傾斜分布図・外壁鉛直度ヒートマップ・基礎レベル測定結果・点群データを納品します。構造技術者への報告に必要な判定結果も明記します。

3D測量を活用するメリット

面的な傾斜評価

外壁面全体を面的に計測するため、局所的な膨らみや反りも含めた傾斜の全体像を把握できます。下げ振りによるポイント計測と異なり、壁面のどの部分にどの程度の傾きがあるかを網羅的に評価します。

不同沈下の定量的把握

基礎レベルの高低差を建物全周にわたって計測するため、不同沈下の有無・沈下量・沈下方向を定量的に把握できます。沈下の進行度合いを評価し、補修工法の選定に必要なデータを提供します。

経年変化の正確な追跡

初回計測データを保管し、定期的な再計測との差分比較で傾きの進行状況を正確に追跡します。同一座標系での計測により±2mmの精度で変化量を検出し、傾向分析に基づいた維持管理計画を支援します。

主な納品物

点群データ(LAS/E57形式)

傾斜分布図(建物四面)

外壁鉛直度ヒートマップ

基礎レベル測定結果(高低差グラフ)

傾斜量・傾斜方向一覧表

よくある質問

Q.建物の傾き調査で不同沈下の有無を判断できますか?

A.はい、判断できます。基礎レベルの高低差を建物全周にわたって計測し、沈下量と沈下方向を数値化します。外壁面の鉛直度データとあわせて、不同沈下の有無と程度を定量的に評価できます。

Q.建物の傾き調査はどのくらいの規模の建物まで対応できますか?

A.はい、幅広い規模に対応可能です。戸建住宅から10階建てビルまで実績があります。スキャナの計測距離は最大350mのため、高層建物の外壁も地上から計測可能です。規模に応じた最適なスキャン計画をご提案します。

Q.建物の傾き調査の結果は耐震診断に活用できますか?

A.はい、活用できます。建物の傾斜データは耐震診断における現況把握の基礎資料として使用されます。構造技術者が必要とする精度のデータを提供し、耐震診断の効率化に貢献します。

建物の傾き調査のご相談はお気軽に

現場の状況をお伺いし、最適な測量方法と概算費用をご提案いたします。 「この現場で3Dスキャンは使えるか?」という段階でもお気軽にご相談ください。